鳥取地震「揺れる船にいるようだった」 続く余震に不安
2016年10月21日17時28分 朝日新聞
21日午後、激しい揺れが鳥取県を襲った。倒壊したり屋根瓦が落ちたりした家もあり、県内は一時、広範囲で停電した。住民らは「揺れる船にいるようだった」「経験のない揺れ」と口々に語り、続く余震に不安を漏らす人もいた。

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学校の校庭には生徒らが集まっていた
=21日午後4時11分、鳥取県倉吉市、朝日新聞社機から、川村直子撮影

震度6弱を観測した鳥取県倉吉市。上井町2丁目でビジネス旅館を経営している女性(61)は「ドーンという横揺れ」を感じて旅館からすぐに外の空き地に逃げだした。地震直後、空き地には住民ら約10人が避難した。一時は近くの信号機も消えていたという。

ホテル内は食器棚などが倒れ、壁には亀裂が入った。周りの数棟で屋根瓦が落下していたという。女性自身も余震の度に「あー、怖い」という叫び声をあげた。「余震が続いているからみんな怖くて家に帰れない」と話した。

JR倉吉駅近くの居酒屋「季の」店主福田伸一さん(43)は料理の仕込みを始めるときに地震が起きた。「経験したことのない激しい横揺れだった」と興奮気味に振り返った。

福田さんによると、棚から酒瓶や器が床に落ちて粉々に割れ、トイレのタイルがはがれ落ちて壁と床に隙間ができたという。店外に出ると、道路に多くの市民が避難していた。この日は週末のかき入れどきで団体客の予約があったが、「いつ営業再開できるのか不安でいっぱい」と話した。

同市魚町に住む中本倫子さん(81)は地震発生時、鳥取市西部の国道9号を倉吉方面に向かって走行中だったが、「揺れて揺れて。まるで船に乗っているようだった」と言う。自宅に着くと、あちこちの家屋で屋根瓦が崩れたり、ガラス窓が割れたりしていた。

屋根から瓦が落ちて壁はひび割れ、網戸も外れていた。「ずっと余震が続くから怖い。家の中になかなか入れません」と話した。

市内の美容室スタッフの女性(32)は地震発生時、「大きなトラックが通り過ぎるような、ごうっという地響きを感じた」という。屋根の一部が落下するなどの被害が出て、店内にいた客もシャンプー中で髪がぬれていたが、そのまま店外に出てもらったという。

白壁土蔵群近くにある「米澤たいやき店」の米澤ひかりさん(34)は「横揺れが数十秒続き、何かにつかまっていないと立っていられないほどだった」。1948年から営業する老舗。この日は水道が出にくくなり、地震発生直後から店を閉じた。電気は復旧したが、テレビがテレビ台から落ち、食器が散乱。外壁にひびが入り、タイルが落ちた。「余震があるので、まだ心配です」と話した。

同じく、震度6弱を観測した鳥取県湯梨浜町の東郷温泉にある、中国庭園のテーマパーク「燕趙園(えんちょうえん)」。事務職員によると、壁の装飾の瓦や塀が崩れたという。事務職員は園内の事務所におり、揺れの大きさに驚いて机の下に隠れた。園内には約10人の観光客がおり、園外に避難してもらったという。

同じく震度6弱を観測した北栄町にある梅津酒造では、午後2時過ぎの地震で酒瓶数百本が倒れた。慶応元年創業の老舗。経営者の女性は「床が水浸し。まだよく被害が確認できていない」と不安そうに話した。


2016年10月21日14時7分頃、震度6弱の地震
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熊本地震の記憶もさめやらぬトコにまた大地震。


追記
国の重文「文殊堂」土台に亀裂 立ち入り禁止に 鳥取
10月22日 11時05分
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震度5強の揺れを観測した鳥取県三朝町で国の重要文化財に指定されている三徳山三仏寺の「文殊堂」は、建物の土台となっている岩に大きな亀裂が見つかり、寺では一般の参拝客の立ち入りを禁止したうえで被害状況の確認を進めています。国の重要文化財に指定されている「文殊堂」は、三徳山三仏寺の参道沿いにある巨大な岩の上に建てられていますが、21日の地震のあと、土台の部分に数十メートルにわたって亀裂が入っているのが見つかりました。

寺によりますと、お堂を支える数十本の柱のうち2本が土台の岩から浮いた状態になっているということです。直ちに倒壊するおそれはないということですが、三徳山三仏寺では参道を通行止めにして一般の参拝客の立ち入りを禁止したうえで被害状況の確認を進めていて、通常どおり参拝できるようになるには時間がかかる見込みです。一方、参道の先にある国宝の投入堂には、これまでのところ被害は確認されていないということです。

【現場画像まとめ】鳥取震度6弱 倉吉の白壁土蔵群の被害まとめ10/21 #jishin #鳥取地震


これも地震関連??
島根県部長2週間ぶり救助 奈良で遭難、登山者が発見
2016年10月22日15時19分 (更新 10月22日 17時33分) 西日本新聞
22日午後0時20分ごろ、奈良県南部の弥山(1895メートル)に登り、9日から行方不明となっていた島根県の土木部長冨樫篤英さん(53)=松江市=を登山者が発見、山小屋を通じて奈良県警に連絡があった。県警や同県広域消防組合によると、全身を打って衰弱しているが、意識はあるという。消防がヘリコプターで救助し、病院に搬送した。

県警によると、奈良県天川村の山中にある避難小屋付近の登山道で、リュックサックを背負って立っている冨樫さんを登山者の男性が発見。男性に「2週間遭難していて、はい上がってきた」と話したという。

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