小1女児殺害事件初公判 被告は無罪主張
2月29日 18時17分 NHK
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平成17年、栃木県の旧今市市、今の日光市で小学1年生の女の子が下校途中に連れ去られて殺害された事件で、殺人の罪に問われている男の初公判が宇都宮地方裁判所で開かれ、被告は「殺していません」などと述べ、無罪を主張しました。

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宇都宮地裁には29日、今市事件の裁判員裁判初公判の傍聴券42枚を求めて913人が列を作った。同地裁の初公判傍聴希望者は、足利事件の再審が972人の最多だったとされ、過去2番目の多さとみられる。
2016/02/29 09:55 【下野新聞】

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宇都宮局のものだと、女性の傍聴希望者が目立つ。

勝又が900人以上傍聴希望か。新潟の時の倍以上だな。


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平成17年12月、栃木県の旧今市市、今の日光市で、小学1年生だった吉田有希ちゃん(当時7)が下校途中に連れ去られて茨城県常陸大宮市の山林で遺体で見つかり、事件から8年半がたったおととし6月、

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栃木県鹿沼市の勝又拓哉被告(33)がナイフで刺して殺害したとして殺人の罪で逮捕・起訴されました。
この裁判員裁判の初公判が宇都宮地方裁判所で開かれ、勝又被告は「殺していないし、遺体が見つかった現場にも行っていません」と述べ、無罪を主張しました。

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このあと検察は冒頭陳述で、「遺体の傷の一部は被告が持っていたスタンガンによって出来たものと矛盾せず、被害者の体についていた猫の毛も当時被告が飼っていた猫のものと矛盾しない。被告は詳細な内容を供述して殺害を自白し、その信用性は高く、被告はこのあと母親に謝罪の手紙を書いている」などと指摘し、録音録画した記録を今後の裁判で明らかにするとしています。
これに対して弁護側は「殺害現場とされる場所には大量の血液が残されておらず、遺体からは勝又被告のDNAが検出されていないなど、自白の内容と現場の状況が矛盾している。被告は長い期間、身柄を拘束されて威圧的な取り調べを受け、うその自白を強要された」などと主張しました。
勝又被告は逮捕・起訴の段階では、殺害について認めていたということですが、2か月後に始まった公判前整理手続きでは否認に転じました。直接的な証拠がないなかで、裁判は自白の信用性が最大の争点となり、初公判でも検察、弁護側の主張が真っ向から対立しました。
裁判は3月22日まで15回開かれ、31日に判決が言い渡される予定です。

裁判の争点は
NHK宇都宮 02月29日 18時06分
今回の裁判では、被告側が全面的に無罪を主張し、検察と真っ向から対立する構図となっています。

【自白の信用性、任意性】。
勝又被告は、いったん殺害について認めたあと否認に転じています。
裁判の最大の争点は、自白の信用性と任意性です。
検察は、勝又被告が「犯人であることを自白し、詳細な事実を述べた」として自白の内容は信用性がとても高いとしています。
有希ちゃんをナイフを使って殺害した際の様子について身ぶりや手ぶりを交えて自発的に詳細に説明している様子の録音録画を今後の裁判の中で示すことにしています。
一方、弁護側は、自白では有希ちゃんが立った状態や姿勢が崩れた状態で刺したとしているのに遺体の傷の向きが全部一緒で不自然だとしたうえで、殺害現場に大量の血液が残されていなかったことや、遺体から勝又被告のDNAが検出されていないことなどをあげて、自白の内容と矛盾すると指摘しています。
そのうえで、長期間、身柄を拘束され、威圧的な取調べを受けて、うその自白を強要されたと主張しています。

【土地勘・Nシステム】
検察側は、勝又被告が有希ちゃんが連れ去られた現場近くに住んでいたことや、遺体が見つかった茨城県常陸大宮市方面に行っていたことから土地勘があったとしています。
また、Nシステムと呼ばれる自動車のナンバープレートを読み取る機械の記録から、有希ちゃんが連れ去られた翌日の深夜から明け方にかけて、勝又被告が自宅から遺棄現場方面を往復していたと主張しています。
これに対して弁護側は、遺棄現場周辺を通る人は大勢おり、被告はそのうちの一人に過ぎないと主張し、これだけで現場に行ったとするのは乱暴だとしています。

【スタンガン】
検察は、遺体の首にある傷について、被告が持っていたスタンガンによるものだとしても矛盾せず、スタンガンの箱も押収したと主張していますが、弁護側は、傷は、スタンガンによるものではなく、擦り傷やひっかき傷だと反論しています。

【遺体にネコの毛】
さらに検察側は、29日、有希ちゃんの遺体に猫の毛が付いていたことを明らかにし、この毛が、勝又被告が飼っていた猫のものと矛盾しないと主張しましたが、弁護側は、両方が同じグループの猫だというだけで、同一の猫とは言えないと反論しました。

【幼女への興味】
また、検察側が被告のパソコンの分析結果などから幼女や残虐行為への興味があったとして、警察が想定していた犯人像と結び付くと主張したのに対し、弁護側はそういう興味を持つことと殺害とはつながらないと反論しました。

親族「なぜ」と今も苦しみ
NHK宇都宮 02月29日10時05分
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今回の裁判では、有希ちゃんの母親が被害者参加制度を利用して裁判に参加する予定でしたが、去年5月に死亡し、代わりに祖母や父親が参加することになっています。29日の初公判を迎えるにあたって、有希ちゃんの親族は、弁護士を通じてコメントを公表しました。

この中では、「待ちに待った裁判がようやく始まります。有希が奪われてから10年以上の歳月が過ぎましたが、『何の罪もない有希がなぜ殺されたのか』を、いまだに理解することができずに苦しんでいます」と今の思いを記しています。

また、有希ちゃんの母親の洋子さんが去年5月に病気で倒れて亡くなったことを明らかにしたうえで、「洋子は『真実が知りたい』と誰よりも裁判の開始を心待ちにしていました。私たち遺族はそうした洋子の意思もあわせて、この裁判に臨んでいく覚悟です」と締めくくっています。

被告弁護人の話
NHK宇都宮 02月29日 18時09分
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初公判のあと勝又被告の弁護人の一木明弁護士は「初公判で検察側が用意していた客観的な証拠があの程度でしかないことがよくわかった。今後も客観的証拠があるのかないのかを争点に、しっかりと戦っていきたい」と話していました。

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また、勝又被告の様子については、「勝又被告は、認否について確認した時涙をこぼしていた。
今まで真実を述べたくても述べられなかった気持ちが抑えきれない感情として表れたのだろう」と話していました。

勝又被告の供述の変遷
NHK宇都宮 02月29日 15時40分
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(テレビ朝日)

勝又被告はおととし2月、偽ブランド品のバッグなどを隠し持っていた罪で起訴されました。
弁護士などによりますと、このとき、検察の調べの中で有希ちゃんの殺害について一時認める供述をしましたが、その日のうちに否認したということです。

そして、おととし6月、警察は有希ちゃんを殺害した疑いで勝又被告を逮捕しました。
容疑者のDNAや凶器の発見など直接的な証拠はありませんでしたが、警察は、殺害を認める供述や、勝又被告の自宅から遺棄現場につながる道路で車のナンバーを読み取るNシステムに勝又被告の車のナンバーが確認されたことなどの状況証拠を基に逮捕に踏み切りました。
警察と検察によりますと、勝又被告は起訴される際も殺害について認め、「当日の午後2時半ごろ、有希ちゃんを車で連れ去り、鹿沼市の自宅に戻ってスタンガンで気絶させた。翌日の未明に茨城県の山の中に連れて行ったが、犯行をしゃべられてしまうと思い、午前4時ごろナイフで殺害した」などと供述していたということです。
しかし、2か月後のおととし8月から始まった裁判の準備の公判前整理手続きでは、わいせつ行為や連れ去りについては認めたものの、「殺害したのは第三者だ」として殺害を否認しました。
そして、去年5月には、わいせつ行為や連れ去りも含めて「一切無関係だ」として全面的に否認しました。

弁護側は2月9日に会見を開き、「殺害を認めたという自白の内容は、遺体や現場の状況などと矛盾していて信用性がなく、台湾で生まれ育ち日本語に不慣れな被告は5か月近く拘束され、威圧的な取り調べによってうその自白に追い込まれた」などと主張しました。
否認に転じたことで、公判前整理手続きは2月25日まで合わせて24回開かれ、起訴から1年半余りたって初公判が開かれることになりました。

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台湾出身の勝又拓哉
少年期の勝又、確かに〇力彩芽を男にしたというか似てる。
母親と日本に渡った。確か、台湾に妹か誰かいると。

来週月曜には、神戸で少年期、〇ュートリアル徳井似が初公判だ。